データの保存管理方法に悩む人へ
みなさん可愛い我が子の思い出をたくさん残していますか?
写真や動画を多く撮ると、問題になってくるのがデータの保存管理方法。
スマホで撮影したものをそのままスマホのみで保存して、バックアップをしていない人も多いかと思います。
僕も最近までは、スマホで撮影したものはそのままスマホのみで保存、カメラで撮影したものはパソコンのみで保存していました。
しかし、スマホもパソコンも壊れてしまった場合は、大切な思い出が全て消えてしまいます。
その危機を逃れるために必要なのはバックアップ。
わかっていても面倒で後回しにしてしまうのもバックアップ。
今回はそんなデータの保存管理方法に関する悩みを解決できる『NAS』について、僕の体験を交えて紹介します。
最近のNASは、初心者の僕でも簡単に設定導入できました。
結論 ー写真や動画を多く撮影する人はNASがオススメ!ー
写真や動画を多く撮影して、データ容量が大きい人は特にNASがオススメです。
保存可能な容量を自分で選択できるので、自分のデータ量の状況をよく確認して導入するとよいでしょう。
また、家族全員のスマホのバックアップを無線で対応できるのも、非常に大きなメリットになます。
データの保存管理は、様々な方法があるので、どこまで安全に管理(バックアップ)するか、容量がどれくらい必要なのかで選択すると良いでしょう。
そもそも『NAS(ナス)』とは?
そもそも『NAS』ってなに?という方は多いと思います。
僕も最近まで知りませんでした。
スマホとパソコンのデータがいっぱいになり、データの保存管理方法について調べていると、出会えたのがNASでした。
『Network Attached Storage』が正式名称で、その頭文字をとって『NAS(ナス)』です。
NASはHDD(ハードディスク)をネットワークに繋いだような、データ管理専用のパソコンみたいな物です。
ネットワークがあれば、どこからでもパソコンやスマートフォンから接続でき、家族で写真や動画を共有することも可能です。
写真や動画データの保存管理方法
データ保管の方法はいくつかあります。
まずはどのような保存管理方法があのか、比較しながら紹介します。
保存管理方法6選
スマホ(スマートフォン)
パソコン
DVD、Blu-ray、M-Disk
外付けHDD(ハードディスク)
NAS(ナス)
クラウド
一番手軽なのがスマホでのデータ保存管理。
スマホで撮影した写真や動画をそのままスマホで保管している人は多いと思います。
手軽な一方バックアップをしていないと、スマホをなくしたり壊れた場合は、データが全てなくなってしまうので危険です。
最低限、PCにデータをバックアップすることをオススメします。
次に多いのがパソコンにデータを保管している人ではないでしょうか。
スマホのみでデータ保管をしているよりは安全です。
また、データ保管容量もスマホより多いので、多くのデータを保管できます。
しかし、スマホと同様にパソコンが壊れてしまった場合はデータが全て消えてしまう危険があります。
データをディスクで保管する方法もあります。
M-Disk(エムディスク)は、専用の書き込みツールが必要(最近のドライバーは対応している機種が多い)になりますが、耐用年数100年以上という驚異的な丈夫さです。
しかし、容量が最大でも100GBと少ないことや、書き込みや読み込みに手間がかかってしまいます。
外付けHDDは、ケーブルを一つ繋げるだけでデータのやり取りができる手軽さがよいです。
初期設定等も特にないので、簡単に使用することができます。
しかし、ケーブルを繋げているデバイス(パソコン等)と1対1でしか接続ができません。
外でデータを閲覧するには、HDDを携帯する必要があります。
どこでもネットワークがあれば接続できるのが、一番のメリットであると思います。
同時に複数台のデバイスを接続できるので、家族で使用するのにも便利です。
しかし、初期設定が少しあるのが難点です。
Googleで調べれば、設定方法などを詳しく説明している情報があるので、調べられる人であれば問題なく設定できると思います。
容量は無制限で、企業が運営しているため安心感が非常に大きいメリットになります。
NASとの一番の違いは、保管場所が家から大きく離れているため、地震などの災害によるデータ破損の危機がないことです。
しかし、毎月のコストパフォーマンスが悪いことや、保存できるデータにルールが存在する場合があることが、デメリットとなります。
データ保存管理方法の比較
データ保存管理方法について、比較してみましょう。
比較をまとめたのが、下記の表になります。
スマホ | パソコン | DVDなど | 外付けHDD | NAS | クラウド | |
バックアップ | × | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
容量 | △ | 〇 | △ | ◎ | ◎ | ◎ |
初期投資 | – | – | △ | × | × | 〇 |
ランニングコスト | 〇 | 〇 | △ | 〇 | 〇 | × |
スマホが一番手軽ですが、バックアップがされないので、データが消えてしまう危険がかなり高いです。
DVDなどは、容量が少なくかさばる上に、書き込み読み出しが非常に面倒になります。
バックアップするなら外付けHDD・NAS・クラウドの三択
上記の表からわかるように、手軽にしっかりとデータバックアップを行うなら、外付けHDD・NAS・クラウドの三択になります。
この中から現在の自分のデータ使用容量や、今後必要となりそうな容量を予想、家族と共有をしたいかで、選択すると良いでしょう。
僕の考える三択の選択基準を、下記にまとめましたので参考にしてください。
『外付けHDD』を選択したほうが良い人
・データ容量が多い(1TB以上)
・一人でデータ管理をする(家族とシェアしない)
・スマホのバックアップを有線接続でこまめにできる
『NAS』を選択したほうが良い人
・データ容量が多い(1TB以上)
・家族とデータ共有をしたい
・家族全員のスマホバックアップを各個人のフォルダで行いたい
・スマホのバックアップを有線接続でやりたくない
・わからないことはネットで検索して調べられる
『クラウド』を選択したほうが良い人
・データ容量が少ない(1TB以下)
・家族とデータ共有したい
・家族全員のスマホバックアップを行いたい
・スマホバックアップを有線接続でやりたくない
実際に『NAS』を導入して使ってみた!
僕は実際にNASを購入して使ってみました、僕の使用方法や感想を紹介していきます。
使用目的などで、運用方法などは変わると思いますが、是非参考にしてください。
僕のNASの使用目的
僕がNASを使用して、やりたいと思っていたことは以下の3つになります。
1.パソコンに保存している写真と動画のデータをバックアップ
2.家族それぞれのスマホに保存している写真と動画のデータをバックアップ
3.パソコンやスマホでデータを閲覧する
この3つのことを、NASを導入することで、簡単にできるようになりました。
1.パソコンに保存している写真と動画のデータをバックアップ
パソコンに大量の写真や動画のデータを保存していましたが、バックアップを全くしていませんでした。
データ容量も多くなり、パソコンが壊れた場合はたくさんの思い出が消えてしまう危機を感じていました。
NASを導入すれば、簡単にパソコンのデータをバックアップすることができました。
大量にあるデータを、パソコンにケーブルを接続せずにバックアップできるのがNASの良いところです。
2.家族それぞれのスマホに保存している写真と動画のデータをバックアップ
スマホでも写真と動画を撮影していますが、バックアップはしていませんでした。
パソコンはあるのですが、毎回ケーブル接続してバックアップするのが非常に面倒でした。
また、スマホに保存しているデータが多くなり、僕も妻も容量がいっぱいになり、新しくデータを保存できない状態になってしまいました。
NASは専用のアプリを使用することで、簡単にスマホのデータバックアップが無線で可能になります。
アプリはAndroidもiPhoneも対応しています。(僕が使用しているSynologyの場合)
これで次回からスマホを購入する際に、データ容量の小さい物を購入して価格を抑えることも可能です。
3.パソコンやスマホでデータを閲覧する
保存管理しているデータをパソコンではもちろん、スマホでも簡単に閲覧できるようにしたいと思っていました。
せっかくバックアップしても、簡単に閲覧できないと意味がないと思います。
NASでは先ほどの専用アプリを使用することで、Googleフォトのような感覚で、写真や動画の閲覧ができます。
これは本当に便利で、スマホ本体にデータを保存しておかなくても、ネットワーク環境があれば閲覧可能です。
ちなみに、家のWi-Fiがなくてもスマホの回線が繋がっていれば、外でもどこでも閲覧することができるのです。
まとめ
データが日々多くなっている今、早めに保存管理方法の対策をしておくのが良いと思います。
今回はNASをメインに紹介しましたが、データの量は人それぞれ異なるので、自分の状況にあった選択をするのが良いです。
特に、スマホにデータを保存して、バックアップをしていない場合はとても危険です。
最低限、パソコンにバックアップしておきましょう。
皆さんのデータ保存管理方法を決める役に立てれば幸いです。